相続手続きに期限ってあるの?
「相続手続きって、いつまでに何をすればいいの?」
「放っておいたら何か不利益があるの?」
こうした不安を感じている方は少なくありません。
実は、相続手続きにはいくつかの法定期限が存在し、
それを過ぎると税金の負担や相続放棄ができなくなるなど、重大なリスクがあるのです。
今回は、相続発生後に待ち構える重要なスケジュールを「3ヶ月」「4ヶ月」「10ヶ月」の
節目ごとにわかりやすく解説します。
相続開始から【3ヶ月以内】にやるべきこと
相続放棄・限定承認の判断
相続が始まって最初に直面するのが、「財産を相続するかどうか」の判断です。
相続放棄・限定承認の申述期限:3ヶ月以内
- 借金が多い場合は放棄を選ぶことで引き継がずに済みます。
- 放置して3ヶ月を過ぎると、自動的に“単純承認”=すべて相続する扱いに。
⚠️この期限は「相続の開始を知った日」から起算されるため、
家族と同居していない場合などは注意が必要です。
相続開始から【4ヶ月以内】にやるべきこと
被相続人の準確定申告
亡くなった方に所得(給与・年金・不動産収入など)があった場合、その年の1月1日から亡くなった日までの所得について申告が必要です。
準確定申告の期限:相続開始を知った日の翌日から4ヶ月以内
- 複数の相続人がいる場合は、共同で申告・納付します。
⚠️医療費控除や配偶者控除など、使える控除があれば忘れずに適用しましょう。
相続開始から【10ヶ月以内】にやるべきこと
相続税の申告と納付
相続財産が基礎控除(3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)を超える場合、
相続税の申告が必要になります。
申告・納付期限:相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内
⚠️相続税は原則「現金一括納付」が求められるため、
早めに資金準備を進める必要があります。
相続手続きの“期限切れ”で起きるトラブル
期限を過ぎると以下のような事態に陥るリスクがあります。
- 借金も含めて相続することになり、返済義務が発生
- 相続税の加算税・延滞税が課される
- 準確定申告を忘れて追徴課税
- 相続人同士のトラブルが長期化し、関係が悪化
まとめ|相続は“期限”を守ることが損しない第一歩
相続手続きは、ただでさえ複雑な上に時間との戦いでもあります。
一つ一つの期限を意識して、早め早めの準備を進めることで、
無駄な出費やトラブルを避けることができます。
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