相続手続きの“時短アイテム”知っていますか?
〜法定相続情報一覧図のススメ〜
「相続の手続きって、思っていたより大変だった…」
そんなお声を、相続支援センターではよく伺います。
たとえば、亡くなった方の銀行口座を解約したり、不動産の名義変更をしたり、
保険や株の手続きをしたり…。
手続きのたびに「戸籍一式を揃えて提出してください」と言われて、
膨大なコピーや書類管理に頭を抱える方も少なくありません。
そんなときに知っておくと便利なのが、
「法定相続情報一覧図(ほうていそうぞくじょうほういちらんず)」です。
法定相続情報一覧図とは?
一言でいえば、相続人の関係を1枚にまとめた“公的な家系図”のようなもの。
法務局が正式に発行する書類で、相続人の一覧と続柄が図式化されており、
戸籍の束の代わりに各種相続手続きに使える優れモノです。
こんなに便利!法定相続情報一覧図のメリット3選
銀行口座の解約や不動産の名義変更などで、毎回“数十枚”の戸籍謄本を出すのは大変。
でもこの一覧図があれば、1枚で済むケースがほとんど!
希望すれば複数枚の一覧図を無料で発行可能。
金融機関・証券会社・保険会社など、提出先が多い場合も安心です。
通常、相続手続きが終わるまで戸籍は戻ってきませんが、
一覧図があれば提出先に戸籍原本を預ける必要がありません。
原本が早く戻るので、他の手続きもスムーズになります。
どんな人におすすめ?
- 相続人が複数いて、手続き先が多い方
- 不動産や銀行口座など、相続する財産の種類が多い方
- 戸籍の束をいちいちコピーして持ち歩くのが大変な方
- 忙しくて、手続きを効率化したい方

法定相続情報一覧図を作るには?
作成には、以下の書類をそろえて法務局に申請します:
- 戸籍謄本(被相続人と相続人全員分)
- 住民票の除票(被相続人)
- 相続人の住民票
- 不動産の登記事項証明書(必要に応じて)
- 法定相続情報一覧図(作成済みのもの)
とはいえ、「よくわからない」「書類集めが大変そう」と感じる方も多いのではないでしょうか?
まとめ
相続手続きの“時短アイテム”である【法定相続情報一覧図】。
一度作っておけば、相続手続きが圧倒的にラクになるうえに、
将来的な相続対策にもつながる便利な制度です。
相続でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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