遺産分割協議って何を話すの?
-失敗しない“家族会議”の進め方と注意点-
「家族で話し合って決めればいいんでしょ?」
「親が亡くなったけど、どう分ければいいのか分からない…」
そんな時に必要なのが遺産分割協議
これは、相続人全員で遺産の分け方を決める正式な話し合いです。
一見シンプルなようで、感情や認識の違いからトラブルに発展しやすい場面でもあります。
遺産分割協議とは?
遺産分割協議とは、誰がどの財産を相続するかを決める話し合いのことです。
相続人全員の合意がなければ、法的に有効な分割はできません。
遺産分割協議が必要になるケース
- 遺言書がない、または不完全
(特定の財産しか書かれていない) - 遺言書はあるが、
相続人の同意で内容を変更したい - 遺言書が無効と判断された
- 財産の内容が複雑
(不動産・預貯金・株式など)

遺産分割協議書とは?
協議がまとまったら、「遺産分割協議書」を作成します。
これは、協議の内容を明文化した書面であり、今後の登記や金融機関の手続きに必要不可欠です。
【主な記載項目】
- 被相続人の情報(氏名・死亡日)
- 相続人全員の氏名・住所・押印
- 分割内容(誰がどの財産を取得するか)
- 作成年月日
※協議書は相続人全員分を用意し、それぞれ実印を押印+印鑑証明書を添付します。
よくある失敗とトラブル事例
口約束だけで済ませてしまう
後から「そんな話は聞いてない」と揉めがち
法定相続分だけで分けようとして不満が出る
実際の貢献度(介護・同居など)が考慮されないケース
感情論に発展して協議が進まない
弁護士など第三者の同席が有効な場面も
もめないための進め方5つのコツ
- 早めに事実確認(財産・相続人)を済ませる
- 財産の全体像を“見える化”する(一覧表作成など)
- 感情的な議論を避け、話し合いの目的を明確に
- 必要に応じて中立的な専門家を間に入れる
- 合意内容は必ず書面に残す(協議書)
家族で揉めてしまう前に…
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